NEWS お知らせ
2024.11.05NEWS
3大学(法政・関西・中央)データサイエンス・アイデアコンテスト2024で本学学生が「優秀賞」を受賞しました
2024年10月26日(土)中央大学後楽園キャンパスにて開催された、3大学(関西・中央・法政)共催 データサイエンス・アイデアコンテスト2024(協賛 マイナビ)の最終選考会において、本学学生「CCP実行委員会」は最優秀賞に次ぐ「優秀賞」を受賞しました。
今回の受賞を受けて、コメントを寄せてくださいましたので、ご紹介します。
1.エントリーのきっかけ
本コンテストは、履修していた授業の課題として、1人1案ずつエントリーしました。授業では都市の計画・設計に必要なデータの分析手法などを学ぶ授業で、コンテストでは学んだ手法で自分のアイデアを磨くことを目標に取り組みました。
2.アイデアの経緯・苦労した点や気づき
今回のテーマ「人生100年時代のキャリア形成」を見て、「おばあちゃんになっても、楽しく働き続けられる未来ってなんだろう?」と考えました。通勤を楽しくする方法や、特性に合った働き方のアイデアが浮かびましたが、高齢者のキャリア形成にも配慮し、全世代がワクワクできる職業体験を構想しました。
さらに、「DX」や「デジタル化」が言われる中、学生世代が社会の中心になるまでは時間がかかるため、今の高齢者のデジタル化も必要ではないかと考えました。特に、農業や漁業にデジタル技術を取り入れれば第一次産業の持続可能性が広がるため、地方の高齢者もデジタル技術に触れる機会があれば良いと感じました。
そして、まちづくりを学ぶ中で「地方活性化には若者の地方移住が必要だ」と感じる一方、地方での就職には現実的なハードルがあることも意識していました。都心の企業で在宅勤務が進む中、「都心に勤めながら地方で暮らす」という選択肢を学生へ提供するため、都心の企業のインターンを地方で行うことで、地方活性化につながるのではないかと考え、CCPのアイデアにたどり着きました。
最終選考にあたっては、以下の2点に重点を置きました。
まず、限られた時間の中でもアイデアを正しく理解していただくために、本番はセリフなどを作らず要点だけを覚えて、見ている方の目やスライドを見ながら発表することを心がけました。また、アイデアに説得力を持たせるために、アイデアに対して数値目標を立てて関わる企業や自治体にとってモチベーションとなるような目標を設定し、説得力をアピールしました。
アイデアを練る作業ではChatGPTを多用していました。アイデアが深まるにつれて本当にアピールしたいことが見えなくなった時に、考えを整理することや奇抜なアイデアを提案してもらうことで、1人でも議論が逸れず、芯の通ったアイデアを提案できたと考えています。
3.自身のチームの発表、他のチームのプレゼンを聞いた感想
自分の発表では、メモやスマホを見ずに堂々と話せた点は良かったものの、後からアーカイブを見返すと、話し方に抑揚がなく、重要なポイントが伝わりにくいと感じました。自分の発表を視聴する貴重な機会となったので、今後は聞き手にとって印象に残る話し方を意識したいと思いました。他のチームの発表はどれも革新的で、インタビューなどを活用した内容などは説得力があって真似したいと思いました。また、スライドに程よく文字を組み込んでいるチームも多く、次回の参考にしたいと感じました。
4.受賞に対する感想
今回の最終選考会は、初めて他大学で他大学の方々に向けて発表させていただく機会を頂きました。また、他のチームは複数人で参加されていたのに対し、私は1人で発表したため非常に緊張しました。それでも、発表の姿勢や1人で準備したことを会場で他大学の方や審査員の先生方に褒めて頂き、「優秀賞」という賞をいただいたことで、大きな達成感と意見を伝えることの大切さを実感しました。
また、授業内で先生に頂いたフィードバックや、最終選考前に審査員の方々から頂いたフィードバックをもとに、最終選考会では細部までこだわった内容を発表することができたため、CCPプログラムがさまざまな方の意見を取り入れた、実現可能性の高いアイデアと感じていただけたのではないかと考えています。
グループではなく1人でのエントリーでしたが、最終選考会までにフィードバックをいただいた先生方や、発表の練習を聞いてアドバイスをくれた友人、このアイデアを考えるきっかけとなった経験をさせてくださった多くの方がいてくださったおかげで、素晴らしい賞をいただけたと思っています。本当にありがとうございます。
私も誰かの成功のために尽力できるような人間になれるよう、これからも努力を続けていきます。
5.他大学の発表や懇親会での交流を通して感じたこと・学んだこと
今回のコンテストでは、中央大学や関西大学の方々と初めて交流する機会をいただき、異なる学問やバックグラウンドを持つ方々が数多くいることに新鮮な刺激を受けました。各アイデアにはその方独自の人生経験や考え方が反映され、「人生100年時代のキャリア形成」という共通のテーマを異なる視点から捉えた提案が並んでいる様子が印象的でした。自分とは異なる視点や考え方に触れることで、テーマについての新たな視野が広がり、もっとたくさんの意見を出し合って私たち若い世代で話し合える機会があったらいいなと感じました。
また、このようなコンテストが学生にとって単なるアイデア発表にとどまらず、新たな視点や意見を取り入れる成長の場になることも感じました。異なる大学や学問分野からの多様な意見に触れることで、私たちもさらにクオリティの高い提案ができる社会人に成長できると確信しました。
今回はコンテストに参加させていただき、ありがとうございました。
今回の受賞を受けて、コメントを寄せてくださいましたので、ご紹介します。
テーマ | CCP企業共創プログラム ~若者と高齢者へ新しい視点を提供する~ |
メンバー | 佐々木 瑛美さん ※デザイン工学部都市環境デザイン工学科所属 |
概 要 | 「人生100年時代」と呼ばれる中、社会には国民が自分のやりたいことやライフスタイルに合わせて心豊かで自律的なキャリア形成ができることが求められている。また活発に行われることで支援し合える社会の形成が求められている。このような社会を形成するためには、若者だけでなく全世代が日々新しいスキルを学びながら新しい働き方を探す機会を提案した。 |
1.エントリーのきっかけ
本コンテストは、履修していた授業の課題として、1人1案ずつエントリーしました。授業では都市の計画・設計に必要なデータの分析手法などを学ぶ授業で、コンテストでは学んだ手法で自分のアイデアを磨くことを目標に取り組みました。
2.アイデアの経緯・苦労した点や気づき
今回のテーマ「人生100年時代のキャリア形成」を見て、「おばあちゃんになっても、楽しく働き続けられる未来ってなんだろう?」と考えました。通勤を楽しくする方法や、特性に合った働き方のアイデアが浮かびましたが、高齢者のキャリア形成にも配慮し、全世代がワクワクできる職業体験を構想しました。
さらに、「DX」や「デジタル化」が言われる中、学生世代が社会の中心になるまでは時間がかかるため、今の高齢者のデジタル化も必要ではないかと考えました。特に、農業や漁業にデジタル技術を取り入れれば第一次産業の持続可能性が広がるため、地方の高齢者もデジタル技術に触れる機会があれば良いと感じました。
そして、まちづくりを学ぶ中で「地方活性化には若者の地方移住が必要だ」と感じる一方、地方での就職には現実的なハードルがあることも意識していました。都心の企業で在宅勤務が進む中、「都心に勤めながら地方で暮らす」という選択肢を学生へ提供するため、都心の企業のインターンを地方で行うことで、地方活性化につながるのではないかと考え、CCPのアイデアにたどり着きました。
最終選考にあたっては、以下の2点に重点を置きました。
まず、限られた時間の中でもアイデアを正しく理解していただくために、本番はセリフなどを作らず要点だけを覚えて、見ている方の目やスライドを見ながら発表することを心がけました。また、アイデアに説得力を持たせるために、アイデアに対して数値目標を立てて関わる企業や自治体にとってモチベーションとなるような目標を設定し、説得力をアピールしました。
アイデアを練る作業ではChatGPTを多用していました。アイデアが深まるにつれて本当にアピールしたいことが見えなくなった時に、考えを整理することや奇抜なアイデアを提案してもらうことで、1人でも議論が逸れず、芯の通ったアイデアを提案できたと考えています。
3.自身のチームの発表、他のチームのプレゼンを聞いた感想
自分の発表では、メモやスマホを見ずに堂々と話せた点は良かったものの、後からアーカイブを見返すと、話し方に抑揚がなく、重要なポイントが伝わりにくいと感じました。自分の発表を視聴する貴重な機会となったので、今後は聞き手にとって印象に残る話し方を意識したいと思いました。他のチームの発表はどれも革新的で、インタビューなどを活用した内容などは説得力があって真似したいと思いました。また、スライドに程よく文字を組み込んでいるチームも多く、次回の参考にしたいと感じました。
4.受賞に対する感想
今回の最終選考会は、初めて他大学で他大学の方々に向けて発表させていただく機会を頂きました。また、他のチームは複数人で参加されていたのに対し、私は1人で発表したため非常に緊張しました。それでも、発表の姿勢や1人で準備したことを会場で他大学の方や審査員の先生方に褒めて頂き、「優秀賞」という賞をいただいたことで、大きな達成感と意見を伝えることの大切さを実感しました。
また、授業内で先生に頂いたフィードバックや、最終選考前に審査員の方々から頂いたフィードバックをもとに、最終選考会では細部までこだわった内容を発表することができたため、CCPプログラムがさまざまな方の意見を取り入れた、実現可能性の高いアイデアと感じていただけたのではないかと考えています。
グループではなく1人でのエントリーでしたが、最終選考会までにフィードバックをいただいた先生方や、発表の練習を聞いてアドバイスをくれた友人、このアイデアを考えるきっかけとなった経験をさせてくださった多くの方がいてくださったおかげで、素晴らしい賞をいただけたと思っています。本当にありがとうございます。
私も誰かの成功のために尽力できるような人間になれるよう、これからも努力を続けていきます。
5.他大学の発表や懇親会での交流を通して感じたこと・学んだこと
今回のコンテストでは、中央大学や関西大学の方々と初めて交流する機会をいただき、異なる学問やバックグラウンドを持つ方々が数多くいることに新鮮な刺激を受けました。各アイデアにはその方独自の人生経験や考え方が反映され、「人生100年時代のキャリア形成」という共通のテーマを異なる視点から捉えた提案が並んでいる様子が印象的でした。自分とは異なる視点や考え方に触れることで、テーマについての新たな視野が広がり、もっとたくさんの意見を出し合って私たち若い世代で話し合える機会があったらいいなと感じました。
また、このようなコンテストが学生にとって単なるアイデア発表にとどまらず、新たな視点や意見を取り入れる成長の場になることも感じました。異なる大学や学問分野からの多様な意見に触れることで、私たちもさらにクオリティの高い提案ができる社会人に成長できると確信しました。
今回はコンテストに参加させていただき、ありがとうございました。

プレゼンテーションの様子

授賞式の様子