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2025.12.02EVENT
【受賞報告】3大学(法政・関西・中央)データサイエンス・アイデアコンテスト2025で本学学生チームが「ポスター賞」を受賞しました
2025年11月22日(土)関西大学梅田キャンパスにて開催された、3大学(法政・関西・中央)共催 データサイエンス・アイデアコンテスト2025(協賛 マイナビ)の最終選考会において、本学学生チーム「いんど村」は「ポスター賞」を受賞しました。今回の受賞を受けて、コメントを寄せてくださいましたので、ご紹介します。
1.エントリーのきっかけ
私たちが所属する研究室の先輩方からご紹介いただき、本コンテストを知りました。また、今回のテーマである「○○×ウェルビーイング」に強く関心を抱いたことや、本コンテストを通じて、データ分析への理解を深めることで自分たちの成長につなげたいと考え、エントリーすることを決めました。
2.アイデアの経緯・苦労した点や気づき
今回発表したアイデアをまとめ上げるのには、大変苦労しました。特に、テーマであるウェルビーイングと掛け合わせるトピックを検討する部分で頭を悩ませました。トピックをメンバそれぞれで考え、議論し、アイデアを検討していました。しかし、「それって本当にウェルビーイングにつながるの?」、「データ分析の部分はどうするの?」、「そもそもこのサービスがあったとして自分たちは使いたいと思うの?」といった課題が浮き彫りになり、方針を定めることが難しかったです。そこで、ウェルビーイングの向上に必要なことを理解するため、既存の研究やサービスを調査しました。調査の結果を踏まえ、ウェルビーイングを向上するための5つの要素であるPERMA理論に着目しました。そして、PERMA理論の5つの要素を満たすトピックとして、グループのメンバをはじめ、近年、よく話題に上がり、多くの大学生にとっても身近な「推し活」が当てはまるのではないかといった考えに至りました。調査を進めていくと、推し活によって「人生が豊かになった」、「つらいときに推しに癒される」といった、ウェルビーイングにつながる効果を得られる人が多く存在することがわかりました。そのような推し活を楽しむ人口を増やそうと思ったときに、私たち自身が何をきっかけとして物事に興味を持つかに着目し、身近に存在するSNSを用いることで推し活に興味を持つ人を増加させることができるのではないかと考えました。そこで、SNSの1種であるXで投稿が表示された回数が増加する要因を分析しました。結果として、投稿が表示された回数が増加することで、単純接触効果が高まり、推し活を始める人が増加する可能性を示すことができました。これらの調査や分析の結果を基に、単純接触効果を高めることによって推し活人口の増加が期待できる「推しカク大作戦」というアプリを考案しました。このアプリを考案するにあたって、メンバの中にすでに推し活をしている人とまだ推し活をしていない人がいたことから、どうしたら推しを広められるか、推し活を始めたいと思えるかといった双方の視点を取り入れることができました。審査員の方から、「学生らしいアイデア」という評価をいただいたように、アイデアを活用する当事者の視点に立って物事を考えられたことが、より実現可能性が高く、魅力的なアイデアの考案に繋がったと考えております。
3.自身のチームの発表、他のチームのプレゼンを聞いた感想
私たちは、多くの人の目に留まりやすいようなポスターに加え、推し活をする際の服装で参加するなど、視覚的な印象と親しみやすさを意識して発表しました。他のチームは実際にWebサイトやアプリを作成し、聴衆が体験できる工夫を凝らしており、その行動力に感銘を受けました。また、私たちは主観的なウェルビーイングの向上を目指していましたが、他のチームは客観的なウェルビーイングの向上を目指していました。同じテーマでも異なる視点からのアプローチが多く、大きな刺激を受けました。
4.受賞に対する感想
ポスター賞をいただき光栄です。素晴らしいアイデアが多い中、私たちが選ばれたのは、発表に推し活をする際の服装で発表に臨んだことから「全人類に推し活を広める」という本気度が、皆様の心に届いたからだと思います。また、誰にでもある「好き」や「応援したい」という気持ちへの共感が、今回の結果に繋がったと考えています。この経験を糧に、データを活用して世界をより良くする未来を目指していきます。
5.他大学の発表や懇親会での交流を通して感じたこと・学んだこと
発表では、他大学の様々な学部の学生と意見を交換することができ、とても貴重な機会となりました。懇親会では、コンテストに参加した経緯や大学ごとのキャンパスライフなどの話題で盛り上がりました。また、他の専攻分野ならではのアイデアの特徴や、自身の分野と共通する考え方を見つけることができ、とても良い経験になりました。
| テーマ | 推しカク大作戦 ~全人類に推し活を~ |
| メンバー | 齋藤 大輝さん 木村 灯吾さん 遠藤 悠人さん 門田 智大さん ※いずれもデザイン工学部都市環境デザイン工学科所属 |
| 概 要 | 推し活がPERMA理論※の5つの要素を満たすと考察した上で、自分の好きな対象や趣味を楽しむ活動に変化が生じていることから、SNSのインプレッション数をユーザが推し活の情報に触れる回数、各投稿に対するリポストを手軽にできる推し活と仮定し、手軽にできる推し活の情報に触れる回数の相互相関をピアソンの積率相関係数をも用いて分析を行った結果、多くのグループでいいね数やリポスト数のインプレッション数に対する正の相関を確認した。推し活をしていない人に「推し活を始めるきっかけを提供可能なアプリ開発」を提案し、ウェルビーイング向上を提言した。 ※PERMA理論:マーティン・セリグマン氏提唱 |
1.エントリーのきっかけ
私たちが所属する研究室の先輩方からご紹介いただき、本コンテストを知りました。また、今回のテーマである「○○×ウェルビーイング」に強く関心を抱いたことや、本コンテストを通じて、データ分析への理解を深めることで自分たちの成長につなげたいと考え、エントリーすることを決めました。
2.アイデアの経緯・苦労した点や気づき
今回発表したアイデアをまとめ上げるのには、大変苦労しました。特に、テーマであるウェルビーイングと掛け合わせるトピックを検討する部分で頭を悩ませました。トピックをメンバそれぞれで考え、議論し、アイデアを検討していました。しかし、「それって本当にウェルビーイングにつながるの?」、「データ分析の部分はどうするの?」、「そもそもこのサービスがあったとして自分たちは使いたいと思うの?」といった課題が浮き彫りになり、方針を定めることが難しかったです。そこで、ウェルビーイングの向上に必要なことを理解するため、既存の研究やサービスを調査しました。調査の結果を踏まえ、ウェルビーイングを向上するための5つの要素であるPERMA理論に着目しました。そして、PERMA理論の5つの要素を満たすトピックとして、グループのメンバをはじめ、近年、よく話題に上がり、多くの大学生にとっても身近な「推し活」が当てはまるのではないかといった考えに至りました。調査を進めていくと、推し活によって「人生が豊かになった」、「つらいときに推しに癒される」といった、ウェルビーイングにつながる効果を得られる人が多く存在することがわかりました。そのような推し活を楽しむ人口を増やそうと思ったときに、私たち自身が何をきっかけとして物事に興味を持つかに着目し、身近に存在するSNSを用いることで推し活に興味を持つ人を増加させることができるのではないかと考えました。そこで、SNSの1種であるXで投稿が表示された回数が増加する要因を分析しました。結果として、投稿が表示された回数が増加することで、単純接触効果が高まり、推し活を始める人が増加する可能性を示すことができました。これらの調査や分析の結果を基に、単純接触効果を高めることによって推し活人口の増加が期待できる「推しカク大作戦」というアプリを考案しました。このアプリを考案するにあたって、メンバの中にすでに推し活をしている人とまだ推し活をしていない人がいたことから、どうしたら推しを広められるか、推し活を始めたいと思えるかといった双方の視点を取り入れることができました。審査員の方から、「学生らしいアイデア」という評価をいただいたように、アイデアを活用する当事者の視点に立って物事を考えられたことが、より実現可能性が高く、魅力的なアイデアの考案に繋がったと考えております。
3.自身のチームの発表、他のチームのプレゼンを聞いた感想
私たちは、多くの人の目に留まりやすいようなポスターに加え、推し活をする際の服装で参加するなど、視覚的な印象と親しみやすさを意識して発表しました。他のチームは実際にWebサイトやアプリを作成し、聴衆が体験できる工夫を凝らしており、その行動力に感銘を受けました。また、私たちは主観的なウェルビーイングの向上を目指していましたが、他のチームは客観的なウェルビーイングの向上を目指していました。同じテーマでも異なる視点からのアプローチが多く、大きな刺激を受けました。
4.受賞に対する感想
ポスター賞をいただき光栄です。素晴らしいアイデアが多い中、私たちが選ばれたのは、発表に推し活をする際の服装で発表に臨んだことから「全人類に推し活を広める」という本気度が、皆様の心に届いたからだと思います。また、誰にでもある「好き」や「応援したい」という気持ちへの共感が、今回の結果に繋がったと考えています。この経験を糧に、データを活用して世界をより良くする未来を目指していきます。
5.他大学の発表や懇親会での交流を通して感じたこと・学んだこと
発表では、他大学の様々な学部の学生と意見を交換することができ、とても貴重な機会となりました。懇親会では、コンテストに参加した経緯や大学ごとのキャンパスライフなどの話題で盛り上がりました。また、他の専攻分野ならではのアイデアの特徴や、自身の分野と共通する考え方を見つけることができ、とても良い経験になりました。
ポスター発表の様子
ポスター発表概要

受賞式の様子